SSL証明書のルート証明書の変更について
2021年10月12日
平素は弊社ティーエム21のインターネットサービスをご利用いただき、厚くお礼申し上げます。
弊社の制作・運用する一部サイトでは、SSL証明書に「Let’s Encrypt」を利用しています。
Let’s Encyptで使用しているルート証明書が2021年9月30日に変更となりました。
一部の古い端末では、ルート証明書の検証方法が古く、ルート証明書が有効期限切れと認識し、エラーと誤検知してしまう可能性があります。
その影響で、一部の古い端末やアップデートされていないOSからWebサイトにアクセスすると、
- このサイトではプライバシーが保護されません
- セキュリティ証明書は信頼できません
といったエラーメッセージが表示される可能性があります。
サイトが表示されない場合の対応について
お客様の環境でサイトが表示されない場合、お客様に以下のご対応をお願いをしています。
ソフトウェアをバージョンアップする
ブラウザのルート証明書はOSに依存するため、OSのアップデートを行うことで解決する場合があります。
お客様のご利用されているソフトウェアやOSのバージョンが以下の場合、バージョンのアップデートをお願いいたします。
影響を受ける可能性が高いソフトウェアのバージョン
- Windows XP SP3よりも前のバージョン
- macOS 10.12.1よりも前のバージョン
- iOS 10 よりも前のバージョン(iPhone 5がiOS 10を使用できるもっとも古いバージョンのプロダクト)
- Android 7.1.1よりも前のバージョン(ただし、ISRG Root X1クロスサインを使っているなら2.3.6およびこれより後のバージョンであれば使用可能)
- Mozilla Firefox 50よりも前のバージョン
- Ubuntu 16.04よりも前のバージョン
- Debian 8よりも前のバージョン
- Java 8u141よりも前のバージョン
- Java 7u151よりも前のバージョン
- NSS 3.26よりも前のバージョン
- Amazon FireOS (Silk Browser)
※上記以外のソフトウェアでも最新にアップデートをしていないことによりサイトが表示されない事象が発生する場合があります。
Firefoxを利用する
FirefoxはOSに依存せず独自でルート証明書リストを利用しています。
そのため、最新バージョンのFirefoxをご利用いただくことで、Webサイトを閲覧していただくことが可能です。
お問合せ先
お問い合わせは下記までお願いいたします。
株式会社ティーエム21
電話0852-60-6810 FAX0852-60-6811
メールでのお問い合わせはこちらから
出典元
- Let's Enctypt 公式サイト
https://letsencrypt.org/ja/ - 2021年にLet’s Encryptのルート証明書が変更!影響や備えておくべきこととは?(SAKURA Internet)
https://ssl.sakura.ad.jp/column/letsencrypt-root-certificate/ - 9月末でLet's Encryptルート証明書が期限切れ、古い製品は要注意(TECH +)
https://news.mynavi.jp/article/20210922-1978106/